裁判員やってきた 完

裁判員5日目は最終日。
いよいよ判決の言い渡しである。
この日も公判は午後からだったため
午前中は会社に行った。

判決宣告は時間にして15分ほどである。
証言席に座った被告人に裁判長が告げた。
「被告人を懲役8年及び罰金300万円に処する」
通訳されると、被告人はフリーズした。

さらに勾留されていた
270日を懲役刑に参入すること。
罰金を払えない時には1万円を1日に換算し
その期間、労役場に留置すること。
覚せい剤4袋は没収することを言い渡した。
つまり彼の場合、罰金を全く払えなければ
300日長く刑務所に入ることになる。

その後、裁判長から
この判決に至った理由が述べられた。
私はこの間ずっと被告人を見つめていた。
この3日間いつも無表情な彼を見てきたが
この日の彼は落ち着かず、頭を抱えてみたり
目頭を押さえるようなしぐさを繰り返した。
初めて自分のしたことの重大さに気付いたか。
最後に裁判長から控訴について説明されると
被告人は大きく頷いていた。

こうして私の裁判員としての仕事も終了した。
評議室に戻ると裁判長から記念品を頂いた。
感謝状とバッジである。
「次回は是非、殺人事件で来て下さい」
裁判長は笑顔でそう言ってくれた。

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バッジには裁判員制度開始当初こそ
シリアルナンバーが入っていたそうだが
残念ながら現在のものにはない。
けれどこのバッジ自体も在庫が少ないそうで
近い将来、無くなるかもしれないらしい。
もらえただけラッキーかも♪

最後に、裁判員の記者会見があった。
人生の中でそうそう経験することの無い
記者会見である。
顔出し、録音NGとした上で、私を含む
希望者のみ6名が出席することにした。

TVや新聞社など10社が待つ別室へ移動し
私たちは全員が3つの質問に答えた。

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そして私の言葉は
夜にはしっかりネットに出ていた。。。

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今回の事件の判決が載った記事。
実は新聞だけでなく
ネットやTVのニュースにも相当数出ていた。

終わってみれば5日間はあっという間だった。
毎日がとても楽しく
本当にいい経験をさせてもらった。
機会を与えていただいたことに心から感謝。
裁判長、裁判官の皆さんに感謝。
裁判員仲間の皆さんにも感謝。
そしてもちろん快く送り出してくれた
会社の皆さんにも感謝である。
本当にありがとうございました。。。

最近、裁判員の辞退者は7割にものぼるそうだ。
経験した私に言わせれば、本当に残念なことだ。
確かに事情はそれぞれだとは思うが
多少の無理をしても是非前向きに考えるべきだ。
間違いなく「やって良かった」と思うはず。
せっかくの機会を逃してはダメ~!

そして私は今度こそ、殺人事件をお願いしたい。

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by shi_chan1024 | 2018-07-06 23:59 | しーちゃんて・・・ | Comments(0)