2017年 09月 14日 ( 1 )

車内でガン泣き

ドアが開く前からその泣き声は聞こえていた。
子供の・・・たぶん男の子の泣き声だ。
その泣き声が途中駅から乗って来た。。。

私は座席の前に立ち、いつものように本を読んでいた。
話はちょうどスリルあるドキドキする場面で
私は夢中で文字を追っていた。
けれど、そのうち子供の泣き声が耳につくようになった。
ガン泣きをはるかに超えたギャン泣き?で
大声のまま泣き叫び続けている。

帰宅ラッシュの時間帯である。
満員とまでは行かないまでも、余裕はない車内に
そのギャ~!としか言えない叫び声が響き渡る。。。
さすがに周りの人たちがチラチラとそちらを見始め
私もどんな状態かと横を見た。

ところが人が多く、チラリと見えたのは
ベビーカーでバタバタ暴れる子供の足だけ。
その横には5歳ほどのお姉ちゃんか・・・。
ベビーカーに掴まって立っていた。
母親の顔は見えず、なだめる声も聞こえない。

その後、4駅を通過しても泣き止むどころか
子供はさらに声を張り上げ泣き叫び続けた。
私の読書は中断した。
さすがにこれだけ長い時間ギャンギャン泣かれては
文字に集中することなどできない。

お姉ちゃんの歳から考えて、子供は3歳前後か。
赤ちゃんなら泣くのが仕事!と我慢はできる。
けれど3歳くらいになれば
これだけ泣くには何か子供なりの理由があるはずだ。
他人には分からなくても親には子供の言葉が理解でき
当然、母親には原因も分かっているはずである。

子供がワガママを言うのは当たり前であり
思うようにならなければ泣くこともあるだろう。
家なら好きなだけ放置し泣かせればいい。
けれど、公共の場においてはよろしくない。
やはり収拾するべく最大限の努力をするべきだ。

残念ながら、この子の母親は
その努力が足りなかったように見えた。
もし母親が一生懸命泣き止まそうとしていたなら
車内の空気はもう少し優しいものだったろう。
けれど電車が進むにつれ、言葉にこそしないものの
イライラしている空気が感じられた。
露骨に嫌な顔をしている人がいたことも事実だ。
せめて下車する時に一言
「お騒がせしました」
と言って降りたなら違っただろうが
母親はただただお姉ちゃんを急かしただけだった。

ホームに降りても泣き叫び続ける
子供のパワーには驚くばかりだが
その後、静寂が訪れた車内に漂う安堵感は
何とも言えないものだった。

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by shi_chan1024 | 2017-09-14 23:59 | Comments(0)