つぶやきしーちゃん

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広がるリード

入社2日目となる新人、A君とB君。
前例に倣って
今日は電話を取ることを実践してもらった。

入社前研修でもモチロン練習はしているが
それは隣り合った2人でのものだったらしい。
電話機の操作を教えた後
「今日は頑張って電話取ってね!」
と言った途端、2人の顔が緊張した。

プルルルルル・・・電話が鳴った。
1回の呼び出し音では勇気が出なかったらしく
2回目が鳴り響いた。
私の左手は受話器の上まで延び、止まっている。
これで出なければ私が取るしかない。

その時、誰かが出た!
B君である。
どうしてどうして、立派な受け答えをしている。
周りは耳を澄まして聞き入った。
ほとんど親心である。

指名の社員が外出中である旨を伝えて
B君の電話デビューは無事終わった。
みんなに褒められると彼は一言
「まだドキドキしてます」
と顔を赤くして言った。

あとは数をこなし慣れるだけである。
誰だって最初はそうなのだ。
1度取ったことで腹が座ったのか
その後の電話もすべてB君が取った。
「A君何で取らないんですか?」
私の耳元でパートの彼女が言った。

私の後ろからは彼らの会話が聞こえてくる。
A「すごいな・・・尊敬するよ」
B「今度鳴ったら出なよ。
  取らないならまた取っちゃうよ」
A「いいよ。出てよ。
  俺さ、チキンなんだよね。
  取ろうとするんだけど手が止まっちゃう」

午後になってもB君が立て続けに電話を取った。
聞き取れなかった部分も、ちゃんと聞き返し
かなり慣れてきたようだ。
それに引きかえ固まるA君。
まさか出ないまま、今日終わるの?

そう思った途端、ついにその時が来た。
B君の電話中に、もう1本電話が入ったのである。
「ほら、A君頑張れ~!」
私は声をかけた。
そしてついに、今日初めてA君が電話を取った。

緊張のせいか会社名をつっかえながらも名乗り
A君は何とか部長に電話を取り次いだ。
「あ~・・・手が震えてる」
そう言ったA君に
「みんな最初は同じだよ」
「あとは慣れだよ、大丈夫!」
みんながそれぞれに声をかけた。

A「相手の会社名が聞き取れなかった」
B「その時はもう1度聞くしかないよ」
A「そうだよね」

それでも結局、A君が出たのはその1本だけ。
それだって、きっと彼にしたら
清水の舞台から飛び降りたかの如くだっただろう。
パートの彼女が小さい声で言った。
「B君、1歩リードですね」

大丈夫!すぐに慣れるよ。
頑張れ!A君!

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by shi_chan1024 | 2017-04-04 23:59 | 会社・転職 | Comments(0)

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