アジサイ事件その後

一夜明け、アジサイの悲惨な姿を確認した。

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花を取るため枝を折り、引きちぎった跡だ。
子供たちの手の届く範囲の花が
ものの見事に無くなっている。
あ~~~!!ムカつく~~~~~~!!!

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さらに駐車場を見に行けばこの通り。
赤いコーンはしっかりと奥へ追いやられ
紫色のHさんちの蘭の残骸も見える。
1晩経ったのでしおれて小さくなっているが
かなりの量だったとのことである。

怒りは収まらなかったが仕方ない。
私は折られた枝を切り、散らかった花を片付けた。
ただし、駐車場の花はわざとそのままにした。
うちの被害をご近所も知った方がいい。

夕方、帰宅した私は
再度じっくりとアジサイを眺め、溜め息をついた。
そして、その姿を見ていたのだろう。
鍵を開けようとしている私の前に
白髪のばあちゃんがやって来てモゴモゴと言った。
「すみませんでした、これ・・・孫が・・・」
「アジサイですか?
こんな酷いことをしたのはお宅のお孫さんですか?
あちこち折られてちぎられて
昨日は本当に悲しくなりましたよ」
「孫と・・・嫁の友達の子供が遊びに来てて・・・らしい」
「どういうしつけをされてるんですかね。
雑草と花壇に植えてる花の違いくらい
しっかり教えていただかないと」
「どうもすみません・・・」
「もちろん駐車場に散らかした花も
片付けていただいたんですよね!?」
「え?駐車場ですか?」

私は駐車場側へ移動した。
ばあちゃんも後ろからついて来たが
そこにはすでに女の子とフィリピン人の母親がいて
子供が散らばった花を拾い集めていた。
ばあちゃんは言った。
「これがうちの孫です」
「あなたがこのお花を持って行っちゃったの?」
頷いた子供に私は続けた。
「おばさん、昨日帰って来てとっても悲しかったよ。
せっかく一生懸命咲いたのに折られちゃって
アジサイだってかわいそうだよね」
蚊の鳴くような声で子供は言った。
「ごめんなさい」
私は続けた。
「それに黙って取って行くのはいけないことだよね。
欲しかったらおばさんに言ってくれれば良かったよね」
そして最後につけ足した。
「でも、片付けてくれてありがとう」

それにしても、驚いたのは母親である。
この間、母親は仁王立ちしたまま子供に一言
「もうやらないんだよ」
と片言で言っただけだったのだ。
結局、母親は最後まで私の顔を見ようともせず
私に対してお詫びの一言も無かった。
呆れた・・・。

その後、隣のHさんから電話があり詳細が判明した。
実はこの子が今日遊んでいたところを見つけたHさん。
初めて咲いた蘭を持って行かれた怒りが収まらず
再度、問い質したと言う。
ところが「友達が取れと言ったから取った」と言うだけで
最後まで謝らなかったそうだ。
それでさらに怒りが爆発してしまったHさんは
ついに子供の家に怒鳴り込んだと言う。
けれど出て来たのはばあちゃんで
母親も子供も姿を見せなかったらしい。
しかもばあちゃんは、孫ではなく
やったのは友達だと言い張ったらしい。
結局、子供がHさんに謝ることは無かった。
そしてその際、うちのアジサイも
同様の被害に遭ったと伝えてくれたため
謝りに来た・・・というのが真相だった。

Hさんが言いに行かなければ
子供が自分から家族に話をしたとは思えない。
親たちは知らないままだっただろう。
Hさんのおかげで犯人が分かり
母親を除いて、謝ってももらった。
アジサイにはかわいそうだったが
とりあえずはスッキリした。

子供が悪いことをしたら親と共に謝りに行く。
当然のことだと思っていたが、今は違うのか?
フィリピン人の母親に、よほど言ってやろうかと
ノドまで出かかったのだが我慢した。
これまでの虫の居所の悪い私なら
間違いなく言ってたところだが
実はここ1ヶ月の私は気分爽快である。
子供に気持ちは伝えたし、まぁいいや。

何気に最近は心にゆとりがあるしーちゃんであった。
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by shi_chan1024 | 2015-06-06 23:59 | しーちゃんち | Comments(0)