親孝行息子

本当なら今頃
凛太朗は産まれくるはずだった。
5月1日、予定日は昨日だった。

あの魔の日から25日が経った今
改めて凛太朗は親孝行な息子だったと思う。

助監督という仕事柄、娘婿は撮影に入ると
土日はモチロンのこと昼も夜もない。
けれど4月の初旬から
次の仕事の準備が始まる20日までは
久しぶりのまとまった休みだった。

結果的には、その休みの間に
凛太朗は亡くなり、娘も入院した。
娘婿が病院に毎日通えたのも
病室に毎日泊まり込めたのも
すべては仕事が休みだったからである。
そして娘が退院できたのは
次の仕事が始まる3日前、18日のことだった。
つまり娘婿が休みの間に
何もかもが終わったことになる。
しかも残りの2日は初めて家族3人
自宅でゆっくり過ごすことができた。

自分がいなくなった後、父親が仕事を休まずに
誰にも迷惑をかけずに母親に付き添えるようにと
凛太朗なりに考えたのではないかと
思えてならない。
何といじらしい息子であったことか・・・。

これだけ親孝行な息子なのだ。
凛太朗はきっと戻って来てくれるだろう。
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by shi_chan1024 | 2014-05-02 23:55 | しーちゃんファミリー | Comments(0)